第一回 ユニバーサルワークショップde出町 ”まちづくりと福祉”
1999年7月29日【木】19時から21時
京極学区自治会館(今出川寺町下る)にて
主催:出町まちづくり会議、京極住民福祉連合会まちづくり委員会エスプラナード出町計画推進委員会、
生活環境づくり21・NPOフォーラム(旧生活工学研究会)、京都工芸繊維大学地域共同研究センター
第1部:小山隆氏(同志社大学)講演
<テーマ/まちづくりと福祉>
講演冒頭より(要旨)
従来、福祉という言葉には、自身を犠牲にすることによって誰かを救うものとの考えが附随し、そのことが障害者や高齢者をいわば特別な存在として見なしてきたと言える。 しかし、例えばエレベーターのボタンの位置を下げることによって、皆がそれを利用可能となったことを思えば、私達自身の少しの配慮が(犠牲を伴わずに)全ての人を幸福にすることも可能であろうし、そうさせる方法また実践が必要である。このことは、障害者あるいは高齢者専用との表記を優先へと改めるといった表面上のことに留まらず、社会を本来的な意味でのノーマライズさせることへ繋がるのであり、この姿勢こそが現在における福祉の理念とはいえないか。
小山先生のホームページ
福祉関係者のホームページ(by小山隆
)
http://www.asahi-net.or.jp/~LC1T-kym/index.htm
第2部:堀川病院出町診療所における事例研究
<出町からの報告-高齢者と地域との絆>
早川静好氏(堀川病院出町診療所)
片岡真理枝氏( 同上 ・看護婦)
堀川病院出町診療所;1958年4月 (昭33) に 「堀川病院助成会」 (現・西陣健康会) 。地域10支部ごとに, 定期的に 「医療こん談会」 や 「健康講座」 を開催。正親診, 出町診および北野診また出町訪問看護ステーションなどを持つ。
第3部:ワークショップ
<福祉-体制と場づくり>
パネラー
早川静好氏
片岡真理枝氏
小山隆氏
コーディネーター
佐々木厚司氏
(京都工芸繊維大学)
会場の様子-1
会場の様子-2